- Louis Roederer , Brut Vintage 1990
pinot noir 67% , chardonnay 33%
イーストの香り。オレンジやミネラルっぽい香りもしてくる。
非常に力強いシャンパンであるが、柑橘系の苦みや爽やかさも感じ、
まろやかな繊細さも持ち合わせている。
- Viognier
vin de pays d'Oc , 1996
Jean-Luc Colombo
レモン、ハーブ、グレープフルーツの皮などの香り。
フレッシュでフルーティーなワイン。
生のハーブの香りと若干の苦みがこのイキイキとしたワインに複雑さを与えて
単調な味わいになるのを防いでいる。
コンドリューやシャトーグリエとは対極なもとして、若々しさを味わいたい。
すばらしいワイン。
- Pommard , 1995
Les Perrieres
Jean-Michel Gaunoux
青白さを含んだやや薄い紫色。
スリーズノワールの砂糖漬け(シロップでなくて乾燥したカリカリの感じ)の香り。
ザクロの香り。トーストの香ばしい香り。
上品な樽香や若々しいアロマは今少しとんがっているが、イキイキとした酸とともに
充分バランスがとれている。この状態で飲むのもまたピノの楽しみの一つ。
すばらしい。
- Chateau Talbot , 1970
マグナム
ドライフルーツ、赤い果実、湿った土、プルーン、なめし革。
想像していたよりずっと若々しく、酸も生きていてはつらつとしている。
ベリーの香りもすばらしい。
一方で、熟成したボルドーならではの、なめし革やトリュフ香、
優しいタンニンの刺激もすばらしく
もっともっと熟成させてから飲んでみたいとも思ってしまう。
- Bandol , 1994
domaine Tempier
滝澤氏によるブラインドテスト
松ヤニ、葉巻、濃いハーブなどの独特の香り。
酸と甘味(といっても糖分ではなくグリセリンなどのエキスからくる甘み)のバランスが良い。
非常に濃くまた独特の香りから、気候がよい新大陸の物かと思ったが、
豊かな太陽のもとでのびのび育った中にも、どこかしら気品のような、
伸びきっていない引き締まった部分を感じるあたりが、やはり、良く造られた
フランスワインですね。
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